阿笠「できたぞ新一、スイッチ1000個じゃ」
1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/06(火) 04:11:20.59 ID:75ZybjqMo
コナン「博士、今度はどんなスイッチなんだ？」
阿笠「これは光彦くんが踊りだすスイッチ」
阿笠「これは光彦くんが叫びだすスイッチ」
阿笠「他にも光彦くんの様々な行為のスイッチ諸々」
阿笠「全部で1000個じゃ」
2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/06(火) 04:12:36.47 ID:75ZybjqMo
阿笠「しかもスイッチは光彦くんが自らの意志で行為を行うようになっとる」
阿笠「じゃから光彦くんに不審に思われることもないぞい」
コナン「これで光彦の行為は俺の思いのままってわけか」
灰原「あなたたちも飽きないわね」
3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/06(火) 04:13:32.14 ID:75ZybjqMo
コナン「それじゃこのスイッチ1000個を持って今から試しに行ってくるぜ」
阿笠「くれぐれも悪用するんじゃないぞ」
コナン「わかってるって」ﾀﾀﾀﾀﾀ
4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/06(火) 04:14:28.02 ID:75ZybjqMo
コナン「公園に来たぞ」
コナン「あ、いたいた」
コナン「歩美ちゃんと元太も一緒だな」
コナン「よし、まずは光彦が踊るスイッチだ」ｶﾁｯ
5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/06(火) 04:15:25.92 ID:75ZybjqMo
光彦「……」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ
歩美「光彦くん、急に踊りだしてどうしたの？」
光彦「僕は踊りたいから踊ってるんです」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ
光彦「何か問題ありますか？」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ
元太「お、おう」
6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/06(火) 04:16:52.98 ID:75ZybjqMo
コナン「アハハハハハハハハハハ」
コナン「人を操るってのはおもしれえなー」
コナン「1000個もあるから当分これで遊べそうだ」
コナン「さて、次はどのスイッチにしようか……」
7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/06(火) 04:17:57.38 ID:75ZybjqMo
～数分前～
コナン「それじゃこのスイッチ1000個を持って今から試しに行ってくるぜ」
阿笠「くれぐれも悪用するんじゃないぞ」
コナン「わかってるって」ﾀﾀﾀﾀﾀ
灰原「あら？」
灰原「こっちにもスイッチがたくさんあるわね」
8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/06(火) 04:21:00.36 ID:75ZybjqMo
阿笠「おお、それか」
阿笠「それは『新一が光彦くんを操るスイッチを押すスイッチ』1000個じゃ」
阿笠「これで光彦くんを操る新一を操ることができるぞい」
灰原「ふーーん」
9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/06(火) 04:22:20.80 ID:75ZybjqMo
阿笠「どれ、試しに『光彦くんが踊るスイッチを新一が押すスイッチ』でも押してみるか」ｶﾁｯ
コナン「よし、まずは光彦が踊るスイッチだ」ｶﾁｯ
光彦「……」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ
歩美「光彦くん、急に踊りだしてどうしたの？」
光彦「僕は踊りたいから踊ってるんです」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ
光彦「何か問題ありますか？」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ
元太「お、おう」
コナン「アハハハハハハハハハハ」
コナン「人を操るってのはおもしれえなー」
10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/06(火) 04:36:02.82 ID:75ZybjqMo
阿笠「これで新一はスイッチを押したはずじゃ。今、光彦くんが踊っとるじゃろうな」
灰原「あれっ？」
灰原「ここにあるスイッチは全部で1001個よ、博士？」
阿笠「……」
阿笠「ああ……」
阿笠「1個だけ古めかしいスイッチがあるじゃろ？」
阿笠「それはわしがまだ若いころ、一番最初に作ったスイッチ……」
灰原「ふーーん」
11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/06(火) 04:38:54.63 ID:75ZybjqMo
阿笠「『わしがスイッチを作るスイッチ』なんじゃ」
灰原「……えっ！？」
12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/09/06(火) 04:42:12.10 ID:75ZybjqMo
阿笠「わしはスイッチを作る前にいつもこのスイッチを押すようにしとるんじゃよ」
<br
/>阿笠「人は皆、見えないスイッチに操られとる。スイッチから逃れることなど誰も出来ん」
阿笠「このスイッチは……わしへの戒めじゃ」
灰原「なーーんだ、そういうことね」ｶﾁｯ
END
