岡部「鈴羽って半分はダルの精子なんだよな……」
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 20:56:07.18 id:bTPSA6QR0
岡部「ダルめ、また使用後ティッシュをラボのゴミ箱に捨てたな。臭うからやめろと言ってるのに……」
ティッシュ「」
岡部「ふむ……そういえば」
ティッシュ「」
岡部「鈴羽って半分はダルの精子なんだよな……」
ティッシュ「」
岡部「……」
岡部「おい、バイト戦士よ、返事しろ」
ティッシュ「」
岡部「……なにをやってるんだ俺は。疲れてるのか」
ティッシュ「……オカリンオジサン」
岡部「!?」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 21:00:37.79 id:bTPSA6QR0
岡部「だ、誰だ!?」キョロキョロ
シーン……
岡部「気のせい、か……」
ティッシュ「オカリンオジサン!」
岡部「!?」
ティッシュ「コオダヨ!」
岡部「なっ!? ば、バカな……ティッシュが……声を発している!?」
ティッシュ「マタアエタネ」
岡部「このゆかりんボイスは……まさか、鈴羽なのか?」
ティッシュ「ソウダヨ」
岡部「な、なんで……」
ティッシュ「タブン、リーディング・シュタイナーガゲンインダヨ」
岡部「り、リーディング・シュタイナーが!?」
ティッシュ「ウン、リーディング・シュタイナーハダレモガモツノウリョク、ソウダヨネ?」
岡部「あ、ああ。この世界線に辿り付いたときに紅莉栖に発現しているのを確認している」
ティッシュ「ナラ、ヒトノモトニナルセイシにハツゲンシテモオカシクハナイヨ」
岡部「そ、そうなのか?」
ティッシュ「コウシテ、アタシガキオクヲモッタセシトシテソンザイスルノガショウコダヨ」
岡部「な、なるほど……だがどうやって声を出しているのだ?」
ティッシュ「アタシノカラダ、ヨクミテミテ」
岡部「うん?……こ。これは!?」
ティッシュ「ワカッタ?」
岡部「精子が超振動してティッシュを声帯代わりにして音を出しているのか……」
ティッシュ「ソウダヨ! こうやってあたしのコエダスノ、ケッコウムズカシインダヨネ」ブルブルブル
岡部(しかし、視神経もないのにどうやって俺を認識しているのか、そもそもどこで思考して俺と会話しているのか疑問は山ほどあるが……)
岡部「とりあえずは、全てリーディング・シュタイナーの影響、とういう訳か」
ティッシュ「ソウイウコト!」
岡部「しかし、形はどうあれ、7年待たずしてお前と再会できるとはな」
ティッシュ「アタシモ、ヨソウガイダッタヨ」
岡部「また会えたな阿万音鈴羽。ようこそ。我がラボへ」
ティッシュ「エヘヘ」
岡部「思えば、俺はお前にも救われたな、礼を言う」
ティッシュ「キニシナイデ! それに君はミライヲ救ったキュウセイシュナンダカラ」
岡部「……そんな大層なことはしていない。俺は、自分のしたいことをしただけだ」
ティッシュ「デモ、ソノオカゲデアタシモスクワレタ、サンクス」
岡部「礼などいらん」
ティッシュ「エヘヘ、デモアタシッテコウシテキミトユックリオシャベリシタコトナカッタネ」
岡部「いろいろあったからな。だが、今はたっぷりと時間がある」
ティッシュ「ウン……」
岡部「α世界線では未来で俺と会ったことはないと言っていたが、β世界線では話した事はあるのか?」
ティッシュ「チョットダケネ、オジサンズットケンキュウバカリダッタカラ……」
岡部「そうか……」
ティッシュ「でも、アタシトアウトキハイツモヤサシクシテクレタヨ?」
岡部「お前は、大切な仲間だからな。当然だ」
ティッシュ「ありがと……ヤッパリ、ヤサシイネ。オカリンオジサンハ」
岡部「おじさんはよせ、俺はまだこの時代じゃ18だ」
ティッシュ「ソウミエナイケドネ」
岡部「うっさい」
ティッシュ「ネエ、オカリンオジサン」
岡部「だから、おじさんはよせと……なんだ?」
ティッシュ「オカリンオジサンハ……アタシノコト、スキ?」
岡部「なに……?」
ティッシュ「ドウナノ?」
岡部「……ああ、好きだ」
ティッシュ「ナカマトシテ、ダヨネ……」
岡部「……そうだ」
ティッシュ「ヤッパリ、マキセクリスノ「ホウガスキ?」
岡部「それは……」
岡部「そうだ、俺は紅莉栖が好きだ」
ティッシュ「そっか……」
鈴羽「やっぱり、手ごわいね、牧瀬紅莉栖は」
岡部「!?」
鈴羽「やっほ」
岡部「す、鈴羽!? お、お前、精子じゃなったのか……?」
鈴羽「精子が喋るわけないじゃん」
岡部「で、では、なぜお前がここにいる!?」
鈴羽「えへへ、来ちゃった」
岡部「き、来ちゃったって、お前……」
鈴羽「安心して、君が懸念するような出来事は未来では起きてないから」
岡部「だ、だが、タイムマシンは、存在すのか……」
鈴羽「まあね……」
岡部「……まあ、この世界線は未知の世界線、だからな。そういう事もありえるか」
鈴羽「そいうこと。それに、こういう事だってありえるんだよ?」
ぎゅ
岡部「な、なにえお!?」
鈴羽「えへへ、やっぱりオカリンおじさんの抱き心地は最高だね」ギュー
岡部「お、おまっ……は、はなせ!」
鈴羽「だが断る、ってね」
岡部「な、なにが目的なのだ?」
鈴羽「まあ色々と説明できない事情とかもあるけど、一番の目的はオカリンおじさんの攻略かな」
岡部「なん、だと……」
鈴羽「最初は精子だけで攻略できると思ってたんだけどね。さすがに上手くはいかなかったよ」
岡部「だ、だれが精子なんぞに攻略されるか!?」
鈴羽「だからこうやって、直接攻めにきたんだよ」
岡部「た、確かにお前は大切な仲間だ! だが、俺が好きなのは……んむっ!?」
鈴羽「んっ、ちゅ……えへへ、この初心な感じ。この時代のオカリンおじさんのキスな刺激的だね。いっつもあたしがやられっぱなしだから新鮮でいいよ」
岡部「お、おま、な、なにを……んむっ!?」
鈴羽「んっ……はむ」
岡部「や、やめ……ンっ」
鈴羽「あむ……んむ」
岡部「……ん」
鈴羽「ぷはあーごちそうさま!」
岡部「……」
岡部「お、お前……いくらなんでも無理やりなんて」
岡部「……」
岡部「……おい」
鈴羽「なあに?」
岡部「この時代の俺のキスは、とはどういう意味だ……?」
鈴羽「あっ……いっけね」
岡部「……」
鈴羽「分かる、でしょ?」
岡部「キス、したのか……?」
鈴羽「……うん」
鈴羽「昼寝してるオカリンおじさんにイタズラでほっぺたに軽くキスしたら……寝ぼけたオカリンおじさんがそのままあたしを……」
岡部「」
鈴羽「えへへ、凄く……よかった」
岡部「……キス、だけか?」
鈴羽「……聞きたい?」
岡部「……やめとく」
鈴羽「なーんだ」
岡部「……」
岡部「責任をとれ、と言いたいのか?」
鈴羽「違うよ。それに、未来で君とキスやその他諸々をする事になったのはあたしが原因だしね」
岡部「……もう一度言うが俺が好きなのは」
鈴羽「わかってる。だからあたしは今日、オカリンおじさんに宣戦布告しにきたの!」
岡部「せ、宣戦布告?」
鈴羽「7年後、あたしは生まれる。その後の18年間、あたしはありとあらゆる手を使ってオカリンおじさんを攻略しにいくから!」
岡部「はあ!?」
岡部「18年間って……生まれてすぐの赤ん坊が恋愛感情なんて抱くわけないだろ」
鈴羽「それが、そうでもないんだよ」
岡部「なに?」
鈴羽「あたしが言った精子のリーディンング・シュタイナー、あれ、あながち嘘じゃないんだよ」
岡部「えっ」
鈴羽「流石に精子の状態で記憶は維持できないけど、物心ついた頃には既にあたしはオカリンおじさんが好きだったよ」
岡部「ば、ばかな……そんなことが」
鈴羽「だから、あたしは幼稚園児の姿から女子高生の姿まで、ありとあらゆる成長した姿でオカリンおじさんにアプローチをかける」
岡部「なっ……」
鈴羽「この中にどれか一つでもオカリンおじさんの性癖にヒットする姿があれば、あたしの勝ちだからね」
岡部「だ、だれがそんな! お、俺はダルではない! 26歳年下に発情する筈が……」
ぎゅ
鈴羽「でも、いまは同い年だから、体は反応してるんだよね」ムギュウ
岡部「だ、だから、やめ……」
鈴羽「もしかしたら、このタイミングが落とす絶好のチャンスかも」
岡部「や、やめろ!」
鈴羽「あはは、でも残念。そろそろもとの時代に帰らないと……」サッ
岡部「は、離れたか……」ホッ
鈴羽「えい! 隙あり!」
ちゅ
岡部「んむっ!?」
鈴羽「へへ、こんなに隙だらけだと、幼稚園児のあたしに落とされちゃうよ?」
岡部「だ、誰が落ちるか! 俺は断じてロリコンなどではない!」
鈴羽「まっ、油断しない事だね。あっ、言っとくけど、女子高生のあたしは中々に手ごわいよ? 期待しておいて」
岡部「お、俺はお前の色香なんかに惑わされない」
鈴羽「もう、強がっちゃって~」
岡部「強がってなどいない!」
鈴羽「まったく、素直じゃないんだから……だからこそ攻略しがいがあるんだけどね」
岡部「……改めて、お前がダルの娘だと実感できたよ」
鈴羽「あははっ、照れるな」
岡部「褒めとらん」
鈴羽「あっ、そろそろいくね。それじゃ、オカリンおじさん。また7年後に」
岡部「言っておくが俺は結構一途だぞ? そう易々とお前には攻略されん」
鈴羽「それはよく知ってるよ。だからこそ、必ず攻略してみせる」
岡部「ふん……またな鈴羽。会えて、良かった」
鈴羽「おっ、さっそくデレた?」
岡部「茶化すな!……まったく」
鈴羽「あはは、ごめんごめん。あたしも、楽しかった。じゃあね。オカリンおじさん」
バタン
岡部「行ったか……」
岡部「……」
岡部「7年後、か……」
――――
――
ガチャ
紅莉栖「ハロー。あっ、今日は岡部だけか」
岡部「助手か……」
紅莉栖「助手じゃねーし。ってうわ、最悪、これ橋田の……あれじゃない。あのHENTAIめ」
岡部「……」
紅莉栖「どうかした?」
岡部「えっ?」
紅莉栖「なんか、ぼさっとしてたから……何かあった?」
岡部「何か……まあ、あったな」
岡部「なあ、紅莉栖」
紅莉栖「ふえ? い、いま名前で……」
岡部「26歳下の女の子に告白されたって言ったらどうする?」
紅莉栖「はあ……?」
岡部「26年か……それまでお前に一途でいられると信じたいがな」
紅莉栖「お、おま!? な、何を急に……!」モジモジ
岡部「……いや、なんでもない。気にするな」
紅莉栖「き、気になるわよ! バカ……」
岡部(……どうなるかは分からない。だってここはシュタインズゲートなのだから)
岡部「まあ、とりあえずは再開を楽しみにしてるぞ、鈴羽」
紅莉栖「誰よ……その女の」
おわり
書き溜ないから遅くてごめんね
読んでくれた人、ありがとニャンニャン
いい終わりだった乙
乙ニャン
元スレ
岡部「鈴羽って半分はダルの精子なんだよな……」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340798167/
岡部「だ、誰だ!?」キョロキョロ
シーン……
岡部「気のせい、か……」
ティッシュ「オカリンオジサン!」
岡部「!?」
ティッシュ「コオダヨ!」
岡部「なっ!? ば、バカな……ティッシュが……声を発している!?」
ティッシュ「マタアエタネ」
岡部「このゆかりんボイスは……まさか、鈴羽なのか?」
ティッシュ「ソウダヨ」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 21:07:05.93 id:bTPSA6QR0
岡部「な、なんで……」
ティッシュ「タブン、リーディング・シュタイナーガゲンインダヨ」
岡部「り、リーディング・シュタイナーが!?」
ティッシュ「ウン、リーディング・シュタイナーハダレモガモツノウリョク、ソウダヨネ?」
岡部「あ、ああ。この世界線に辿り付いたときに紅莉栖に発現しているのを確認している」
ティッシュ「ナラ、ヒトノモトニナルセイシにハツゲンシテモオカシクハナイヨ」
岡部「そ、そうなのか?」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 21:12:13.42 id:bTPSA6QR0
ティッシュ「コウシテ、アタシガキオクヲモッタセシトシテソンザイスルノガショウコダヨ」
岡部「な、なるほど……だがどうやって声を出しているのだ?」
ティッシュ「アタシノカラダ、ヨクミテミテ」
岡部「うん?……こ。これは!?」
ティッシュ「ワカッタ?」
岡部「精子が超振動してティッシュを声帯代わりにして音を出しているのか……」
ティッシュ「ソウダヨ! こうやってあたしのコエダスノ、ケッコウムズカシインダヨネ」ブルブルブル
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 21:19:30.96 id:bTPSA6QR0
岡部(しかし、視神経もないのにどうやって俺を認識しているのか、そもそもどこで思考して俺と会話しているのか疑問は山ほどあるが……)
岡部「とりあえずは、全てリーディング・シュタイナーの影響、とういう訳か」
ティッシュ「ソウイウコト!」
岡部「しかし、形はどうあれ、7年待たずしてお前と再会できるとはな」
ティッシュ「アタシモ、ヨソウガイダッタヨ」
岡部「また会えたな阿万音鈴羽。ようこそ。我がラボへ」
ティッシュ「エヘヘ」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 21:25:39.28 id:bTPSA6QR0
岡部「思えば、俺はお前にも救われたな、礼を言う」
ティッシュ「キニシナイデ! それに君はミライヲ救ったキュウセイシュナンダカラ」
岡部「……そんな大層なことはしていない。俺は、自分のしたいことをしただけだ」
ティッシュ「デモ、ソノオカゲデアタシモスクワレタ、サンクス」
岡部「礼などいらん」
ティッシュ「エヘヘ、デモアタシッテコウシテキミトユックリオシャベリシタコトナカッタネ」
岡部「いろいろあったからな。だが、今はたっぷりと時間がある」
ティッシュ「ウン……」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 21:30:54.65 id:bTPSA6QR0
岡部「α世界線では未来で俺と会ったことはないと言っていたが、β世界線では話した事はあるのか?」
ティッシュ「チョットダケネ、オジサンズットケンキュウバカリダッタカラ……」
岡部「そうか……」
ティッシュ「でも、アタシトアウトキハイツモヤサシクシテクレタヨ?」
岡部「お前は、大切な仲間だからな。当然だ」
ティッシュ「ありがと……ヤッパリ、ヤサシイネ。オカリンオジサンハ」
岡部「おじさんはよせ、俺はまだこの時代じゃ18だ」
ティッシュ「ソウミエナイケドネ」
岡部「うっさい」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 21:46:53.63 id:bTPSA6QR0
ティッシュ「ネエ、オカリンオジサン」
岡部「だから、おじさんはよせと……なんだ?」
ティッシュ「オカリンオジサンハ……アタシノコト、スキ?」
岡部「なに……?」
ティッシュ「ドウナノ?」
岡部「……ああ、好きだ」
ティッシュ「ナカマトシテ、ダヨネ……」
岡部「……そうだ」
ティッシュ「ヤッパリ、マキセクリスノ「ホウガスキ?」
岡部「それは……」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 21:56:34.18 id:bTPSA6QR0
岡部「そうだ、俺は紅莉栖が好きだ」
ティッシュ「そっか……」
鈴羽「やっぱり、手ごわいね、牧瀬紅莉栖は」
岡部「!?」
鈴羽「やっほ」
岡部「す、鈴羽!? お、お前、精子じゃなったのか……?」
鈴羽「精子が喋るわけないじゃん」
岡部「で、では、なぜお前がここにいる!?」
鈴羽「えへへ、来ちゃった」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 22:05:12.02 id:bTPSA6QR0
岡部「き、来ちゃったって、お前……」
鈴羽「安心して、君が懸念するような出来事は未来では起きてないから」
岡部「だ、だが、タイムマシンは、存在すのか……」
鈴羽「まあね……」
岡部「……まあ、この世界線は未知の世界線、だからな。そういう事もありえるか」
鈴羽「そいうこと。それに、こういう事だってありえるんだよ?」
ぎゅ
岡部「な、なにえお!?」
鈴羽「えへへ、やっぱりオカリンおじさんの抱き心地は最高だね」ギュー
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 22:16:39.53 id:bTPSA6QR0
岡部「お、おまっ……は、はなせ!」
鈴羽「だが断る、ってね」
岡部「な、なにが目的なのだ?」
鈴羽「まあ色々と説明できない事情とかもあるけど、一番の目的はオカリンおじさんの攻略かな」
岡部「なん、だと……」
鈴羽「最初は精子だけで攻略できると思ってたんだけどね。さすがに上手くはいかなかったよ」
岡部「だ、だれが精子なんぞに攻略されるか!?」
鈴羽「だからこうやって、直接攻めにきたんだよ」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 22:25:35.37 id:bTPSA6QR0
岡部「た、確かにお前は大切な仲間だ! だが、俺が好きなのは……んむっ!?」
鈴羽「んっ、ちゅ……えへへ、この初心な感じ。この時代のオカリンおじさんのキスな刺激的だね。いっつもあたしがやられっぱなしだから新鮮でいいよ」
岡部「お、おま、な、なにを……んむっ!?」
鈴羽「んっ……はむ」
岡部「や、やめ……ンっ」
鈴羽「あむ……んむ」
岡部「……ん」
鈴羽「ぷはあーごちそうさま!」
岡部「……」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 22:34:58.67 id:bTPSA6QR0
岡部「お、お前……いくらなんでも無理やりなんて」
岡部「……」
岡部「……おい」
鈴羽「なあに?」
岡部「この時代の俺のキスは、とはどういう意味だ……?」
鈴羽「あっ……いっけね」
岡部「……」
鈴羽「分かる、でしょ?」
岡部「キス、したのか……?」
鈴羽「……うん」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 22:43:28.66 id:bTPSA6QR0
鈴羽「昼寝してるオカリンおじさんにイタズラでほっぺたに軽くキスしたら……寝ぼけたオカリンおじさんがそのままあたしを……」
岡部「」
鈴羽「えへへ、凄く……よかった」
岡部「……キス、だけか?」
鈴羽「……聞きたい?」
岡部「……やめとく」
鈴羽「なーんだ」
岡部「……」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:00:26.80 id:bTPSA6QR0
岡部「責任をとれ、と言いたいのか?」
鈴羽「違うよ。それに、未来で君とキスやその他諸々をする事になったのはあたしが原因だしね」
岡部「……もう一度言うが俺が好きなのは」
鈴羽「わかってる。だからあたしは今日、オカリンおじさんに宣戦布告しにきたの!」
岡部「せ、宣戦布告?」
鈴羽「7年後、あたしは生まれる。その後の18年間、あたしはありとあらゆる手を使ってオカリンおじさんを攻略しにいくから!」
岡部「はあ!?」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:06:23.49 id:bTPSA6QR0
岡部「18年間って……生まれてすぐの赤ん坊が恋愛感情なんて抱くわけないだろ」
鈴羽「それが、そうでもないんだよ」
岡部「なに?」
鈴羽「あたしが言った精子のリーディンング・シュタイナー、あれ、あながち嘘じゃないんだよ」
岡部「えっ」
鈴羽「流石に精子の状態で記憶は維持できないけど、物心ついた頃には既にあたしはオカリンおじさんが好きだったよ」
岡部「ば、ばかな……そんなことが」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:12:19.02 id:bTPSA6QR0
鈴羽「だから、あたしは幼稚園児の姿から女子高生の姿まで、ありとあらゆる成長した姿でオカリンおじさんにアプローチをかける」
岡部「なっ……」
鈴羽「この中にどれか一つでもオカリンおじさんの性癖にヒットする姿があれば、あたしの勝ちだからね」
岡部「だ、だれがそんな! お、俺はダルではない! 26歳年下に発情する筈が……」
ぎゅ
鈴羽「でも、いまは同い年だから、体は反応してるんだよね」ムギュウ
岡部「だ、だから、やめ……」
鈴羽「もしかしたら、このタイミングが落とす絶好のチャンスかも」
岡部「や、やめろ!」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:15:50.72 id:bTPSA6QR0
鈴羽「あはは、でも残念。そろそろもとの時代に帰らないと……」サッ
岡部「は、離れたか……」ホッ
鈴羽「えい! 隙あり!」
ちゅ
岡部「んむっ!?」
鈴羽「へへ、こんなに隙だらけだと、幼稚園児のあたしに落とされちゃうよ?」
岡部「だ、誰が落ちるか! 俺は断じてロリコンなどではない!」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:21:00.97 id:bTPSA6QR0
鈴羽「まっ、油断しない事だね。あっ、言っとくけど、女子高生のあたしは中々に手ごわいよ? 期待しておいて」
岡部「お、俺はお前の色香なんかに惑わされない」
鈴羽「もう、強がっちゃって~」
岡部「強がってなどいない!」
鈴羽「まったく、素直じゃないんだから……だからこそ攻略しがいがあるんだけどね」
岡部「……改めて、お前がダルの娘だと実感できたよ」
鈴羽「あははっ、照れるな」
岡部「褒めとらん」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:27:09.98 id:bTPSA6QR0
鈴羽「あっ、そろそろいくね。それじゃ、オカリンおじさん。また7年後に」
岡部「言っておくが俺は結構一途だぞ? そう易々とお前には攻略されん」
鈴羽「それはよく知ってるよ。だからこそ、必ず攻略してみせる」
岡部「ふん……またな鈴羽。会えて、良かった」
鈴羽「おっ、さっそくデレた?」
岡部「茶化すな!……まったく」
鈴羽「あはは、ごめんごめん。あたしも、楽しかった。じゃあね。オカリンおじさん」
バタン
岡部「行ったか……」
岡部「……」
岡部「7年後、か……」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:31:56.10 id:bTPSA6QR0
――――
――
ガチャ
紅莉栖「ハロー。あっ、今日は岡部だけか」
岡部「助手か……」
紅莉栖「助手じゃねーし。ってうわ、最悪、これ橋田の……あれじゃない。あのHENTAIめ」
岡部「……」
紅莉栖「どうかした?」
岡部「えっ?」
紅莉栖「なんか、ぼさっとしてたから……何かあった?」
岡部「何か……まあ、あったな」
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:38:50.51 id:bTPSA6QR0
岡部「なあ、紅莉栖」
紅莉栖「ふえ? い、いま名前で……」
岡部「26歳下の女の子に告白されたって言ったらどうする?」
紅莉栖「はあ……?」
岡部「26年か……それまでお前に一途でいられると信じたいがな」
紅莉栖「お、おま!? な、何を急に……!」モジモジ
岡部「……いや、なんでもない。気にするな」
紅莉栖「き、気になるわよ! バカ……」
岡部(……どうなるかは分からない。だってここはシュタインズゲートなのだから)
岡部「まあ、とりあえずは再開を楽しみにしてるぞ、鈴羽」
紅莉栖「誰よ……その女の」
おわり
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:40:01.57 id:bTPSA6QR0
書き溜ないから遅くてごめんね
読んでくれた人、ありがとニャンニャン
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:39:28.84 id:hjNYQyZ40
いい終わりだった乙
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/27(水) 23:55:00.47 id:DaBilHrr0
乙ニャン
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岡部「鈴羽って半分はダルの精子なんだよな……」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340798167/